ウェバーグリルでピザを焼いてみたいと考えている人も多いのではないでしょうか?
世の中には、ウェバー専用のピザユニット、ケトルピザという商品があるのですが、驚くほど高価です。そこで同じようなものを自作してみました。結構簡単に出来たので作り方をシェアしたいと思います。
こんな方におすすめ
- ピザ窯をお手軽に作りたい人
- ウェバーでピザを作りたい人
- ケトルピザは高すぎて手が出ない人
- ウェバーグリルの可能性を広げたい人
- バーベキューでモテたい人
ところでケトルピザってそもそも何?
ケトルピザってこんなもの
まずはこのアイテム。ウェバーグリルについて簡単にご紹介。
バーベキュー大国のアメリカでは、ウェバーグリルがないとバーベキューが始まらないと言われるほどベーシックアイテムになっている蓋付きグリル。蓋があることでオーブンのように熱対流が発生し、食材をより美味しく調理することができるんです。
詳しくはこちらの記事をどうぞ
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そんなウェバーグリルに取付可能なピザ専用ユニットがケトルピザなんです。
かっちょいい!!!無駄にほしい!!ピザバーベキューをどれだけやるのかわからないけど、とりあえず欲しい。そんなバーベキューアイテムですね。
なんでピザユニットが必要なのか
ぶっちゃけ、ピザユニットが無くてもウェバーグリルでピザを焼くことは可能です。まずは、ウェバーの中にピザストーンを入れて加熱する。内部があったまったら、ピザをセットして蓋をすればおいしいピザが焼けます。
でも、一枚やくごとに温度が下がってしまい、連続で投入できません…スマートじゃないんです。家族でピザパーティをするなら、連続でピザを投入出来たほうがいいですよね。というか、間に合わなくなるわけです。

ピザユニットであれば、温度を落とさずに連続してピザが投入できるんです!!
ウェバーにとりつけるピザケトルセット
ウェバーにとりつけるピザキットで、ケトルピザってのをネットでよく見かけます。価格を見て見ましょう
なめとんのか!!!
今使ってるウェバーグリルのジャンボジョーが大体15,000円くらいです。
逆価格破壊もいいとこだわっ!実際鉄板丸めただけでこの価格ってどういう事態やねんっ!
そんなこんなでケトルピザは自分で作る事にしたよっ!
自作ケトルピザの特徴
ココがポイント
- 使用感はなかなかいい感じ。
- ピザの出し入れも問題ないし、内部の温度もよく上がっている様子。
ピザ窯つかってます感が半端ありません。 - これは本物と同じ使い勝手!!
(本物使った事ないので妄想)
- ピザの出し入れも問題ないし、内部の温度もよく上がっている様子。
- 美味しいピザが焼ける!
- ピザ作りはもっと修行を積んで記事にしていこうかと思います。
- 材料の合計金額は6400円程度でできる
補足ポイント
別途ピザピールとピザストーンが必要です。
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- ピザストーン
47cmタイプのウェバーであれば、260☓240mmのサイズのものがちょうど良かったです。
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- ピザピール
作成時の残った材料で適当に作りました。本当に適当…出来合いのものを今度買おうかと思っています
実は一回作ろうとして失敗した
実は今回紹介する作り方は、1回目失敗した経験を踏まえて2回目に挑戦したものです。
1回目は、薄板の鉄板をホームセンターで購入してきて自分で切ろうとしたんです。鉄板きるの超難しいんで気をつけて下さい!!
ベニアに両面テープでステンレス薄板を固定して、ジグソーで切ろうとしたんですけど、まっすぐ切れない、板バリだらけで危ないと悲惨な状況になって諦めました…
今回は鉄板を指定寸法でネット注文して入手したんですが、大正解でした。やはりプロ!
クオリティ上がるわ、寸法いいわ、切断部もきれい、価格もホームセンターで薄板買うとのあまり差がない!!この選択肢以外ありえないとすら思っています(笑)
※切断部はバリ処理されていますが、薄板はすべらすと手を切りますので取扱には十分注意してください
あとで切断寸法図、おすすめ業者も記載してますので参考にしてください。
作り方はこちら
前置き長くてすみません。実際に作り方を説明します
材料一覧
ステンレス薄板 費用4,000円くらい
インターネットで指定寸法で買う事にしました。材料はここで買うのがオススメ。
色々調べたけど一番安いと思います。
有限会社横山テクノ
図面を添付するので同じことはしたい方は使ってください
直径47cmグリル用の材料手配用図と直径57cmグリル用の材料手配用図を 用意しました。
※直径57cmの方は自分がもっていないので実際に作って試していません。もし使えなくても恨まないで下さい。たぶん使えます
金属材料なので料金は少し変動するかもしれないのですが、自分が手配した時は、穴あき加工なしで以下の価格でした。
ポイント
合計 4080円
- ①プレートA 1620円
- ②プレートB 390円
- ③プレートC 340円
- 送料 1730円(福井県→兵庫県)
穴あけ加工も依頼できる可能性があります。もし、穴を開ける工具をお持ちでない方は穴あけ加工も依頼してみるといいかもしれません。料金はプラスになると思います。
ボルト・ナット類 費用700円くらい
- 小ネジ鍋 M5×100 4本 200円
- 小ネジ鍋 M5×30 10本 200円
- ナット M5 27個 300円
ポイント
鍋小ネジを使用してください。干渉する場所があります
ネジの素材は、ステンレスかそうでないか特に気にしていないです。よくわかんないから
木丸棒 費用 600円くらい
φ30☓910mm 丸棒 1本 620円
取手ようです。
910mmも長さがあるのでだいぶ余ります。余ったものはピザピールの部品に使いました。使う予定の無い人は最低限の長さでいいと思います。最低限の長さは300mmあればいいかと思います。150mm程度の丸棒が2本とれたら出来ます。
オーブン用温度計 1,000円くらい
自分はこれをつけてみました。中国から送っているようで、到着するまで2週間ぐらいかかりました。忘れた頃に配達です。ピザの窯は400℃くらいまで温度上げて、短時間で焼いた方が美味しいとのこと。500℃程度まで測定可能なものを選ぶといいと思います。
使用した道具一覧
電動ドライバー
自分は電動ドライバーを使用しました。ドライバーがないって方は、DIYやるなら買っておいた方がいいと思います。
そして、俺がもし新しく買うならブラックアンドデッカーのものを選びます。電動ドライバーにある動力を共通化して、ユニットを変えるだけでいろいろな工具として使えるというものです。
DIYしてるとどんどんいろんな工具欲しくなっちゃいます。これ選んでおけば、ユニットだけ買えばいいから安いし場所もとりません。ライトユーザーのための工具って感じがします。
ステンレスドリル φ5.2 499円
普通のドリルだとステンレス板に穴開けるのしんどいです
ステップドリル 1500円くらい(温度計取付用の穴を作るため)
値がはりますが、今後の穴を広げる作業につかえるし、無駄にいろいろドリル径を揃えなくてもいいので買うことにしましたステンレスにも使用可能なものを選んで下さい
ドリル刃 φ5くらい
木の棒直径30mmを貫通させる長さがあればなんでもいいです
プラスドライバー
スパナ
長い定規
ペン
組立手順
step
1鉄板に穴を開ける
図面を見て指定した箇所に穴を開けましょう。穴を開ける位置が決まったら、その箇所にポンチを打ちましょう。
ポンチとは先端の尖ったものをハンマーでどついて、穴を開ける狙いの位置に、凹みをつけてやる行為です。その後の、ドリルの刃の先端がずれません。
ポンチは釘でも代用できますドリルを使用するときは、穴を開けようとする材料の下に木のブロックを置くといいです。ホームセンターで端材が無料でもらえたりします
step
2取手部を作る
丸棒にこの寸法で穴を開けましょう開けたらM5☓100のネジを通してナットで固定しましょう。2個作ります
step
3取付ネジを準備する
以下の図のようにナットを通して準備しましょう
step
4ステンレスプレートを連結させる
図のようにステンレスプレートをつなげます
M5☓30とナットで固定しましょう
step
5丸棒と取付ネジを取付ける
図のように取付を行い、指定箇所はナット2個で固定しましょう。このナット部分に網が乗る形になります
step
6温度計を取付ける
好きな位置にステンレスドリルで穴を開けて、ステップドリルで温度計が取り付く径まで広げます。
step
7完成!!
めっちゃ簡単です。使用する時は、ウェバーの網を中にセットして使います。
ナットを2個つけて止めた箇所に網を引っ掛けて使います。丸棒の取手をもって持ち上げれば、網も持ち上がるので炭の追加がやりやすいです。
まとめ
簡単にピザ窯をつくる事ができました。DIYした事がない人でも簡単に作れると思います。実は作った当初は温度計が届いておらず、温度計がない状態でピザを作っていました。本当に温まってるのかよくわかないまま投入してピザを作りましたが、美味しいピザが焼けました!
温度計があったほうが便利だと思います!今度はこれをたくさん使ってピザ作りの方も修行していきたいと思います。もし、この作り方をしていただいた方でもっとよいアドバイスや問題点があれば教えて下さい!
それではっ!